基準点とともに ~探訪記録~

社会の授業で習った地図記号がきっかけで基準点(三角点・水準点・電子基準点など)を調べています

基準点(三角点・水準点・電子基準点)をさがすポイント・注意事項

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自分が基準点を探すときのポイント、また基準点を見つけた時に気を付けていることを下記のとおりお話します。

 

基準点をさがすポイント

基準点をさがしにいくときに、何も下調べをしないで見にいくのも探検家になった気分で面白いのですが、何度も行くことができない遠い場所は下調べをして行くほうが確実に見つけることができるので僕は調べてからいくことにしています。

 

探しに行く前に「基準点成果等閲覧サービス」を見る

基準点成果等閲覧サービスというのは国土地理院が提供しているサービスで、基準点がある「場所・成果状態・現況地目・調査年月日、点の記」などが見ることが出来ます。

これらを見て確認し基準点が存在するか、現在も使われているかなど判断していきます。

場所によっては草むらに隠れていたり、土に埋もれていたりするため、発見しやすくするために、とくに設置場所は点の記を見て確認しています。


>>基準点成果等一覧サービス(国土地理院)

 

現地では目印を見つける

現地で目印の表示杭を探します。表示杭があれば近くに標石があるはずです。

表示杭がない場合は保護石があるかなど、足元をよく見て探します。

 

標石が見当たらない場合、マンホールの中にいれられ守られている基準点や鉄板で保護されている場合もあるため、それらを確認します。

マンホールや鉄板などは、「基準点成果等閲覧サービス」の現況写真であらかじめ確認していくことができます。

 

それでもなければ、土の中に埋まっていることが多いので、僕はそのままにして帰るようにしています。


基準点を探すときに注意していること

僕は基準点を探すときに、注意・自分なりのルールをつくっています。

それは下記のとおり

  • 傷をつけないように観察する。
  • 見たいからといって無理に掘らない。
  • マンホールや鉄板などをあけない。

なぜこのようにしているかというと、石を守りたいからです。

最近では基準点に設置する標石は石ではなく金属標に変わってきています。

花崗岩の標石は現在残っているものだけのようです。明治時代に設置された標石もまだ残っています。

 

これらに傷をつけたくないから僕の中でルールを作りました。

 

僕はあくまでも見ることが目的であって測量をするわけではありません。

基準点はその場所やそこをもとに別の場所を測量するために設置されているものです。ですから、そのまま見るだけにして残されている石を大切にしていきたいのです。

 

ただ草がはえているときは、よけたり、抜いたりだけはさせてもらっています。

 

大切にしよう基準点!